今週は新大統領誕生ウィーク。フランスでは決選投票の末、マクロン氏が当選。弱冠39歳。ナポレオン以降最年少の指導者誕生で、25歳年上の夫人に注目が集まります。国際社会は極右政党を率い自国第一主義を訴えたルペン氏を退けたことに胸を撫で下ろしている印象です。また、隣国の韓国では文在寅氏が予想通りの圧勝。若者からの圧倒的な支持を受け、9年ぶりに革新政権が誕生することになります。日韓合意の再交渉を訴え、多少の懸念はありますが、日米韓の協力が不可欠な情勢は共通認識でしょう。期待したいと思います。一方、日本では安倍一強政権のもと、憲法改正への道がいよいよ現実的に警戒しなくてはならない環境になってきています。予算委員会での「私の考えは読売新聞に書いてあるから、熟読せよ」との発言は歴史的な暴言でしょう。国民の代表が集う国会をここまで軽視した宰相を見たことがありません。読売新聞以外のメディアの奮起にも期待したいですが、野党も火の玉になって政権と対峙する局面だと思います。14:20