せこい、あまりにせこすぎる。こう書き出せば、舛添都知事の件だとお分かりかと思います。高額過ぎる海外出張費や公用車での別荘通い。今度は公私混同が甚だしい政治資金の私的流用問題と。知事をかばうつもりは毛頭ありませんが、政治家の台所のついて少々。我々が常に頭を悩ますのが、政治活動とプライベートとの一線です。例えば、新年会に参加し支援者と交流します。政治活動だと思っても領収書を頂けない場合も少なくありません。あるいは冠婚葬祭などはそもそも領収書が存在しませんが、長年の活動で広がった支援者との交際をすべて自腹でやっていけるはずがないのも現実。当然、収支報告の段階で帳尻を合わせなくてはなりませんので、関係ない領収書で埋め合わせをということになってしまうのです。今春辞任した某大臣は、業者から渡された裏金で凌いだのかもしれませんし、舛添氏は正月の家族旅行の領収書を政治資金と付け替えたのではないかと想像します。私の知る限り、政治資金集めという意味では清潔だった舛添氏ですが、そのせこさが公私混同を招いてしまったのでしょう。安倍総理の「死んだふり」解散と合わせてトリプル選などという噂に目眩を覚える週末です。10:50