長かった通常国会国会が閉幕し、メディア報道は明後日にも行われる内閣改造が中心になっていますが、主要閣僚と党役員は留任のようですし、私にはまったく関心がありません。安保法制の成立後、政治的な一番の変化は日本共産党の大転換でしょう。野党間の選挙協力のみならず、連立政権樹立を目指すという新方針を発表しました。民主党内からの異論や支持者からの「共産党とは組まないで」との声も聞こえてきますが、自民党より長い歴史を誇る共産党の決断を、私は率直に評価したいと思っています。野党がバラバラで巨大与党に対峙するのは、権力を握る側の思う壺。岡田克也代表の「連立政権となるとかなりハードルが高いように思うが、志位委員長は信頼できる方。誠意をもって建設的な協議を続けていきたい」との発言に尽きると思います。一方、およそ信頼できないのは大阪方面。政界引退を表明された方が、党を分裂させ新党結成。しかも、安倍政権の補完勢力になろうとする姿は、「維新」というより幕末の新撰組を連想してしまいます。いやはや。さて、プロ野球。阪神は秋恒例の失速で、中村GMは天に召され、和田監督は退任へ。いやはや。ヤクルトごっくん。10:45