この週末は、2年前に30歳の若さで旅立った、故蓮孝道君の墓参りに。命日はバレンタインデーですが、今年は大雪に見舞われ、群馬の山奥まで行けず延期になっていました。今もなお、彼の屈託のない笑顔が甦り、背筋の伸びる思いです。さて、通常国会の会期も残り僅かとなって来ました。重要法案はありませんので、やはり懸案は、安倍総理が目論む集団的自衛権の行使に向けての解釈変更でしょう。消費増税などに比べると、安全保障政策は生活に直結していないこともあって、反対世論の盛り上がりに欠けるとの指摘もあります。さらに、この週末に石破幹事長あたりがテレビ出演で主張した「中国の軍拡に代表される国際情勢の変化」が、一定の説得力を持ってしまっているのも事実でしょう。しかし、国の根幹を成す最高法規の縛りを、その時の指導者の考えで簡単に読み替えることは明らかに立憲主義に反しますし、私は中身の議論以前の問題だと思っています。支援団体が反対を唱える公明党に大いに歯止め役を期待しますが、やはり野党第1党の抵抗力が改めて問われていると思います。13:15