みんなの党から決別した、江田憲司氏が率いる新党の名称が「結いの党」と決定したとの報道です。当面はふり仮名が必要かもしれません。ただ「考え方の違う人は出ていけ」という雰囲気のみんな党よりは親近感が持てそうな気がします。新党結成や政党の合従連衡が取り沙汰された時、しばしば「政策の一致が前提」という発言を耳にします。それを否定するつもりはありませんが、現実的に所属メンバー全員の考え方が一致するはずもありませんし、それは自民党とて同じことで、日々活発な政策論争があることこそが健全な政党の証拠かもしれません。巨大与党と対峙していくためには大同小異の連帯が必要なことは言うまでもなく、今回の分裂劇の後遺症が少ないことを祈るばかりです。むしろ今、待たれるのは、安倍総理以上に「この人を総理にしたい」と国民に広く感じてもらえる人材ではないでしょうか。失礼ながら、それは渡辺さんでも江田さんでも石原さんでも橋下さんでも、我が党の代表でもないように思います。まだまだ険しい道程が続きそうではありますが、年の瀬にあたり、今年も「手塚コラム」にて極めて個人的な10大ニュースをしたためましたので、是非ご笑読下さい。16:30