国民の視線はロンドンですが、今日から甲子園で夏の全国高校野球大会が開幕しました。毎年同じことを書いていますが、お盆休みを挟んだこの時期が1年を通して最も好きな季節です。そんな折り、永田町は究極の政局を迎えています。社保と税の一体改革関連法案の参院採決目前で、自民党が3党合意の破棄も辞さない全面対決姿勢に転換。解散総選挙を早くやってもらいたいとか、谷垣総裁の総裁選の再選戦略だとか、様々な報道もありますが、現場にいる我々でさえ不可解なんですから、国民が容易には理解できない政局としか言いようがありません。総理の専権である解散については、自民党政権時代であっても、時の総理は一切口にしないもの。これは政治の常識中の常識。決して言えないことを求められても、立往生するだけで、一度合意した法案の成立に責任を持たないのであれば、政党間の信頼関係は築けず「決められない政治」へ逆戻りしてしまいます。まったく先の見えない展開ですが、これも歴史的な大改革に向けての試練と受け止め、歯を食い縛るのみです。どうやら、この後党首会談が開かれそうです。19:05