小沢新党結成に向け、大量の離党者を出してしまった民主党。衆院での単独過半数や、参院での比較第1党維持も政治的には大きな意味があり、衆院での採決のタイミングから、その後の党の処分提示や新会派結成までは、水面下の激しい攻防や様々な人間ドラマがありました。今の段階で小沢新党に加わる人の数は約50名。公明党を超え堂々の第3党となりますから、今後の政局でも大きな影響力を発揮することでしょう。しかし、振り返って思い出すのは、一昨年秋の民主党代表選。現職総理だった菅直人氏対小沢一郎氏の一騎討ち。私は、当時財務相で動きずらかった野田佳彦氏の代貸しとして菅選対事務局の中心を担っていました。結果は党員やサポーター票で凌駕した菅氏の圧勝でしたが、約400名の議員投票では、それぞれ約200票の凄まじいほど互角な戦いでした。あれから2年弱。大震災もあり、菅政権が崩壊し野田政権が発足。小沢氏にとっては強制起訴や一審無罪など、政局的要因も数々ありました。正直な感想をいえば、よくぞここまで数が減ったなと思います。これ以上は書けません。ピンチをチャンスに変えるべく、野田代表を先頭に党の立て直しに全力を尽くしたいと思います。12:00