長く重苦しい1週間が終わりました。連日、精力的に行われた社会保障と税の一体改革をめぐる修正協議で、昨晩遅く、民主、自民、公明の3党が最終合意に至りました。この国の「決められない政治」からの脱却に、自らの政治生命を懸ける野田総理の強い執念が背景にあったと思いますが、同時に、各党の面子や意地の張り合いでは道は開けないと、時には妥協する覚悟をもって粘り強く交渉に当たった当事者にも敬意を表したいと思います。増税を含む改革は、国民からは決して拍手喝采を浴びるテーマではありません。だからこそ、これまでの政権が長く先送りしてきたのでしょう。合意内容の詳細については報道に譲りますが、いくつかの課題を残したとはいえ、合意にこぎ着けたこと自体が政治的な成果であったと思います。野田総理は外遊(G20)のため、明日の夕刻にはメキシコに向けて出発します。つまり、胸つき八丁の党内了承手続きは、総理留守中ということになります。珍しく、緊張感のある留守番業務となりそうです。13:30