1月のとても寒い頃に召集された通常国会の会期も残り1週間。このタイミングになると、例年のことではありますが、延長をめぐって与野党の攻防が激化します。ところで、国会の延長について最近感じたことを一つ。テレビで時より耳にするコメンテーターの「ずっと国会を開いて、1日も早く復興に当たってもらいたいですね〜」といった台詞について。私も野党時代は感じませんでしたが、政府や与党の立場では、国会閉会中の方がよほど仕事がはかどるものなのです。国会中は様々な審議の場で各大臣が答弁に立つことになります。拘束される物理的な時間だけでなく、その準備に各省庁が右往左往しますので…、私が何を言いたいかご理解頂けるでしょう。もちろん国会審議を否定したり、疎かにすることは民主主義の原則に反します。ただ、国会が開かれてないと政治家が仕事をしていないかのコメントには違和感を感じてしまうのです。これも政治不信からのことでしょうが…。本題の今国会の延長については、2次補正予算編成のタイミング、つまり菅総理の退陣時期とも絡み、とても一筋縄にはいかなそうです。ふ〜。19:00