5月中に関東地方が梅雨入りするのは過去にまったく記憶がありません。早くもやってきた鬱陶しい季節。さらに、この鬱陶しさを永田町の政局までもが助長しているようです。今日の正午のNHKニュースで、仙谷官房副長官の「今回の原発事故は対処しきれない部分が多々ある。政権が代われば何とかなるという簡単な話ではない」との発言が取り上げられていました。いかにも仙谷さんらしい物言いですが、アナウンサーの「不信任案に同調しようとする党内の動きを牽制する狙いが…」との表現には呆れてしまいました。牽制すべきは、国会で震災復興基本法の審議を進めながら、一方で内閣不信任案提出のタイミングをはかる自民党に対してです。低空飛行が続く内閣支持率からも、開き直ったことを言うつもりはありませんが、党内に蠢く「菅おろし」の謀略は、それこそ国民に呆れ果てられるはず。どうしても、2005年の郵政民営化の騒動を思い出してしまいます。与野党の立場も逆転しましたし、関係するプレイヤーの顔ぶれも変わりましたが、時の総理が追い詰められてた時に下す判断は必ず同じものでしょう。緊張感を持って自らの役割を果たして参ります。15:45