プロ野球はセ・パ両リーグの開幕に向けての対応が異なり、所管の高木文科大臣をはじめ、節電担当の蓮舫大臣からも、ナイター自粛などの注文がつきました。何より野球が好きな私自身も、現場でプレーする「選手会の意見がファンの声」という言葉に共鳴できますし、ファンに愛されてこその興行という視点を大事にしてもらいたいものです。一方、甲子園球場では、阪神・淡路大震災の頃に生まれた高校球児たちが集い、春の選抜高校野球大会が予定通り開幕しました。いつの時代も溌剌プレーで国民の心をつかんできた高校野球が、こういう時だからこそ、復興に向けての狼煙となることを願ってやみません。例年以上に長く感じた今年の冬。今もなお被災地で寒さと不便を強いられる方々に、春の到来を届けてくれるような熱戦を期待したいと思います。10:40