八百長問題に揺れる日本相撲協会は、来月に予定された春場所の中止を決定。放駒理事長は「相撲の歴史に最大の汚点を残すことになった」と陳謝しましたが、果たして…。私も相撲は大好きですが、裏切られたという印象を受けてるわけではありません。「国技」なのか「興行」なのかという大きな話ではなく、それなりに強い力士の間には阿吽の呼吸のような、いわば互助会意識のような存在をずっと感じていました。例えば、7勝7敗で千秋楽を迎えた角番大関が負けたのを見た記憶がありません。しかし、失った信頼の回復は平坦なものではないでしょう。我々は見守るしかありませんが…。もう一つ、想定内とはいえ衝撃的な結果だったのは、河村たかし氏が主導した愛知のトリプル選挙。「減税」という誰も反対しない明確なテーマを掲げ「庶民革命対保身議会」という構図を作り上げての大勝利。それこそ、地方議会が既存政党の互助会のような組織に仕立て上げられたのですから、こちらは見守る姿勢でいられるわけがありません。明日は我が身、我が地元の議会。河村氏の執念や世論の行方も謙虚に受け止めつつ、肚を据えて我々の春場所に向かわなければなりません。12:00