新政権誕生を目前に控え、鳩山由紀夫代表が、温室効果ガス削減について「2020年に90年比25%減」を目指すという日本の新たな目標を明言。政権交代によって、数ヵ月前に麻生総理が表明した「05年比15%減」から大きく踏み出したことになります。京都議定書に続く新たな国際的な枠組みづくりとなる、12月の国連気候変動枠組み条約締約会議(COP15)に向け、国際交渉が大詰めを迎える時期だけに、この発言のインパクトは大きいと思います。オバマ政権の意欲的な取り組みとも連動し、欧州諸国と足並みを揃えつつ、先進国が結束して高い目標に取り組んで行くことが肝要でしょう。産業界を中心に様々な反発も予想されますが、新政権が極めて野心的な目標を掲げることが、世界への大きなメッセージであって、この方針を支持し、今後の具体的なロードマップづくりにも尽力していきたいと思っています。無理だと決めつけた瞬間に、目標は頓挫します。15:05