公共事業・ダム建設・ゼネコン・談合・賄賂…。連想ゲームが出来るぐらいしばしば地方行政の現場で露呈する腐敗の構図。昨日、佐藤栄佐久前福島県知事が逮捕されました。岐阜県でもウラ金が作られ、長いことその存在が隠蔽されてきましたし、和歌山県でも官製談合で出納長が逮捕されたばかり。様々な問題点が指摘されていますが、その根源は首長の多選が背景だと思います。人事や予算執行など大統領的権限を有する首長の影響力は大きく、そうした絶対権力が必ず腐敗することは歴史が物語っています。民主主義の国アメリカでは、そのことを知ってか大統領をはじめ州知事の任期が2期8年までとされてます。佐藤前知事は5選でした。民主党では多選首長を推薦しないルールを作っていますが、そろそろ国の制度として真剣に検討するべきでしょう。15:10