一昨日、安倍晋三官房長官が自民党総裁選への正式出馬表明を行うと共に、政権公約を発表しました。「美しい国へ」というキャッチフレーズばかりが耳に残りますが、あまりに具体策に乏しい内容と言わざるをえません。自民党の各派が、政策は二の次にこぞって安倍氏支持を打ち出し、勝ち馬乗り合戦の様相となった総裁選。そうした中では、靖国問題や消費税といった議論が分かれそうな課題は棚上げして、当たり障りない政策を総花的に羅列したとの印象です。横綱相撲で総理へと駆け上がりたいのでしょうが、5年前の総裁選で小泉総理が人気を集めたのは、その内容はともかくとして、やはり死に物狂いで戦ったからだった思います。まぁ、もう少し注目してみましょう。10:00