2014年9月6日「こおりにまつわるエトセトラ」渡辺智士

　夏の風物詩と言えば何？と問われると、スイカ、海、花火…。 数限りなく、答えは出てくることでしょう。
そんな中でも外せないのが「かき氷」ではないでしょうか。
最近は天然氷が、流行りのようで、千駄木や銀座、そして地元・都立大など古くからある有名店に加え、新しいかき氷専門店も続々オープン。
その波は、この世田谷にも例外なく押し寄せ、私がよく行く桜新町の魚屋さんの向かいにも、長蛇の行列が。待ち組数はざっと見、20数組。待ち時間は、１時間くらいかなあ…。
やめときゃ良いのに、ミーハー心に火がついて、並びましたよ。ああ、並びましたよ、１時間半！ 長かった…。
けど、美味かった。水が良いと、こんなにも味が違うんですね。というわけで、やっぱり、私の夏の風物詩は「かき氷」ですね。
なあんて思っていたら、今年は食べるだけでなく、氷をバケツで被りもするようで…。
　 ニュース見て、びっくりしましたよ。某党の代表さんが、由比ヶ浜で氷水浴びてるんですから。わざわざ、マスコミ呼んでやってんだから、正直、パフォーマンス以外の何物でもないでしょう。これは。こういうことでもやらないと、マスコミに相手にしてもらえない野党って、必要なの？などと思うと、今の与党の強さを改めて思い知らされます。
　 ひとつ、誤解されたくないのでALSという難病を世の中の方に知っていただき、少しでもこの病気の研究のために寄付を。という考え方には賛同します。
現に、芸能人も、企業経営者も、アスリートも、この考えに賛同し、氷水被ったあとにほとんどの方が寄付されているわけですから。
大事なのは善意の行動であったとしても、パフォーマンスと取られない配慮が行動を起こす方に必要だということですよね。
　 やっぱり、パフォーマンスはいかんですよ。特に政治の世界は。
　 沖縄の方に寄り添って。と言いつつ、辺野古のボーリング調査を開始してみたり。
　 景気の動向を踏まえて、判断する。と言いつつ、内閣改造では増税賛成派の人間を入閣させてみたり。
政府のパブコメで、77％が反対だといった特定秘密保護法案が、そのまま何の説明もなしに国会に提出してみたり。
　 あれ？ 
　 今、挙げた例は全部、現政府のパフォーマンスの例でしたね。いやあ、笑えない。
　 まあ、このままいけば、この秋には、国民の声を聞かずに、政府のエネルギー基本計画にある重要なベースロード電源である原発も順次再稼働させるんでしょう。ねえ？そうでしょう？小渕さん？いくら、現地視察したって、結果は変わらないんじゃ、パフォーマンスと言われても、仕方ないですよぉ。
　 あぁ、政治の世界のパフォーマンスは「こおりごおりやぁ」というわけで、また会う日まで。
あっ、最後に話は飛びますが、「錦こぉり圭」、がんばれ！