衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2010年10月25日「議員連盟裏話」土橋雄宇

 国会には「議員連盟」、通称「議連」と呼ばれるものがある。
 国会議員が何らかの目的を持って結成をする組織で、その目的は分野ごとの政策提言・推進のためだったり、特定業界団体の政策目的のためだったり、「サッカー議連」「ワイン愛好議連」など、議員同士の趣味のためだったりもする。
「議連」の構成メンバーも、同一政党内の議員同士にとどまるものから、与野党問わずに超党派で結成されるものまで、目的と趣旨にあわせて実にバラエティに富んだ内容だ。その数は、休眠状態のものも含めれば1,000を超えるのでは?
 議員によっては、お付き合いで「議連」に加入をし過ぎたことによって、たかだか月々数百円の会費が積もり積もって数万円になってしまうようなことも。
 また、時に「議連」が政治の舞台で大きな役割を担うことがある。一番分かりやすいのが、「日中議連」や「日韓議連」など、外交関連の議員連盟。非公式な外交上の議員交流も、双方の国の議連単位で行われることも少なくない。例えば「日韓議連」を見ても、歴代会長には福田赳夫、竹下登、森喜朗元総理や渡辺恒三民進党最高顧問など、総理経験者や党の重鎮が名を連ね、外交舞台の歴史的節目で一定の役割を担ってきた。
 手塚よしおも10ばかりの議員連盟に加入しているが、その中で、自身が率先して立ち上げに携わり、事務局を担う2つの議連の話を少々。
 ひとつは「APEC推進議連」。今年の11月に横浜で開催されるアジア太平洋経済協力=APECを、超党派の国会議員で支えていこうという目的の議連。都内の道路情報掲示板にも
「11月14日まで、横浜APEC警備のため道路規制が行われることがあります」
との文字が並び、地下鉄でもテロ対策でゴミ箱が撤去されるなど、サミットなみの厳戒態勢がひかれ始め、機運も盛り上がって来ている。TPPに関しての賛否など、外交通商政策全般のあり方にも議論が集まり始めたが、経産省や外務省、各国大使館との連携も取りつつ、11月初旬は忙しい日程になりそうだ。
 もうひとつは「日本・フィリピン友好議連」。
 先日退任されたドミンゴ・シアゾン前フィリピン大使夫人が、手塚の母と同級生だったという人間関係も手伝って、手塚がその立ち上げ・運営に奔走をしている。今年6月に発足したアキノ・ジュニア新政権が対日関係を重視していることや、日比両国の浅からぬ歴史的関係を鑑みれば、同議連の果たす役割も小さくないと言える。
 と書いてきた僕の最近の困り事と言えば、先月でクールビズが終了してしまったこと。地球環境のことを深く深く考え、自主的にクールビズ期間を多少勝手に延長してきたのだが、前述の「議連」の関係など、外交関係の方々とやりとりをする際には、やはりネクタイは必須。ワイシャツのクリーニングのローテーションによっては、天地が引っ繰り返ってもボタンが閉まらないシャツの時があるのだが、礼を失することのないよう、サカゼンで大きなサイズを買うか、首のサイズをダウンするか…、そろそろ死活問題である。
 手塚に「ダイエット議連」でも作ってもらい、うちで事務局をやろうかな…、と本気で考える激務の10月でした。

秘書日記

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