衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2015年10月2日 外野席「日本を取り戻す」中村公太朗

 2015年9月19日、この国に集団的自衛権行使を可能にした安保法制が成立しました。
 解釈改憲から始まった独裁は、憲法学者や内閣法制局長官の「違憲」との声を封殺し、押し寄せるデモ参加者を無視し、一旦はゴールテープを切ったことになります。
 この法が立憲主義に反した違憲立法であり、様々な欺瞞性が払拭されない中で強行採決が行われたこと等にはこれ以上文字を割きませんが、国民の理解がない状況で国の根幹と創り上げてきた平和を揺るがすとんでもない決定をした政府が思い描く「日本人は数年したらどうせ忘れるから」との判断は180度見誤ったのだと確信しています。
 さて、一般的に今回起きた反対行動の特徴は、デモ参加者のこれまでにない規模と若い学生が声をあげたということに一致しています。
 採決が行われた後も、諦めるのではなく「次」に向けて行動を起こし続けなければいけないと声を枯らすその想いは、独裁者には届かなくても国民を動かす力になるはずです。
 時同じくして維新の分裂や共産党の野党選挙協力などの話も出てきました。
 民主党は野党第1党として、世紀の改悪を正すための中心になるという責任を間違いなく果たしていかなければいけません。
 一方で我々が強く認識すべきなのは、この国の一大事を選挙に有利になるための手段と考えてはいけないということだと思います。
 誰かの私利私欲や政権奪取ゲームに落とし込むことなく、この国家的危機状況から70年間平和を貫き通してこれた世界に誇る日本へと取り戻すべく、しっかりとした理念と大義を発信し続けなければいけません。
 残念ながら今回、東京5区にお住いの安保法案反対の多くの声は国会の中に届くことはありませんでした。もちろんそれは、手塚が国会に議席を持っていないからです。
 また、世田谷区議会に届けられた同様の声を基に会派として提出者となった「安保法制の強行採決に抗議し、廃止を求める意見書」も、自民・公明・その他によって世田谷区議会本会議場にて否決されてしまいました。
 あらためて強烈な悔しさを感じるとともに、責任を痛感しています。
 日本憲政史上最大の暴挙を正すため、必ず5区の声を国会に届けられるように全力で頑張ってまいりますので、皆さんの怒りや危機感の灯を消すことなく、引き続きご指導宜しくお願いいたします。

内野席・外野席

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