衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2014年9月1日 外野席「ノノムラ☆ショックに思う」中村公太朗

 ワイドショーが映る街中のビジョンを指さしながら
「ママー、あのオジサン、大人なのになんであんなに泣いてるのー? へんなのー!」
と、手を引く母親に不思議そうな目を向ける子どもの横を、ため息をつきつつ若干肩身を狭くしながら通り過ぎる。
 兵庫発・前代未聞の政治スキャンダルは、日本全国党派を超えた政治家すべての立場を一気に引き下げることに成功した。
 当の本人には、不自然な視察や高額な切手購入に留まらず、支払明細の改ざん疑惑まで出てきて警察の捜査の手が伸びている。
 これまでにもあった政治スキャンダルのように、政治家のおかしな実態に厳しい注目が集まることで同じようなことをやっているとんでもない議員が駆逐をされていくのはメリットと言えなくもないが、今回のケースは国の枠を超えて世界中に発信(拡散)された。
 海外セレブのゴシップを解説するデーブスペクターのように、各国のコメンテーターが笑いながら号泣議員をネタにしているのは間違いないし、その影響は計り知れない。
 国民としての怒りが込み上げるとともに、同業者としての情けなさも込み上げる。あー恥ずかし。
 そーいえばお忘れかも知れないが、この問題で吹き飛ばされてしまったけれど少し前にはセクハラ野次問題というのもあった。
 いま、残念ながら政治家としてというよりも人間としての質が問われている。
 27歳で区議会に送って頂いてから約8年、大きなものから小さなものまで様々な目標を持って活動を続けて来たけど、最低限の目標はと問われれば
「まずは当たり前のことが当たり前に実行出来る区議会の実現」
と答えてきた。
 手塚さんが進めてきた企業献金を受け取らないという政治姿勢、長年に渉る「政治とカネ」の問題を解決すべく利権やしがらみの温床でしかない企業・団体とのお金を介した繋がりを絶つことは、当たり前。
 区議会の本会議や委員会に出席すると毎回報酬とは別に交通費等の名目でもらえていた費用弁償6000円も、制度を廃止するのに初当選から3年かかってしまったけど、当たり前。
 未だに区議が120万円×10人分も予算を組まれている姉妹都市交流も、区民から見て圧倒的におかしいし変えなければいけない、これも当たり前。
 この「当たり前」がなかなか変えられないから、政治と世間の間には壁があり、無駄な税金は浪費され続けていく。
 第2第3のNonomuraを食い止め、No,no moreにしなければ政治の未来と信頼は絶対にない。
 来年は統一地方選挙が行われる年。当たり前のことが出来ない政治家を交換するチャンスであると同時に、当たり前のことが出来ない政治家が新しく誕生してしまうかも知れないタイミングでもある。
 投票するすべての人に、聞こえのいい政策やキャッチコピーだけでなく、難しいのは重々承知でその人間性や質にも視線を送って頂ければと思う。
 政党政治もいいけれど、所属政党云々の前に大前提としてまともな人間が政治を動かそうじゃないか。
 その中にしっかりと残れるように、さらに精進します。

内野席・外野席

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