衆議院議員手塚よしおウェブサイト。立憲民主党 東京都第5区(目黒・世田谷)。都議1期、衆院4期、元内閣総理大臣補佐官。現在、議運筆頭理事、国対筆頭副委員長、都連幹事長など。

2010年8月16日「高原にて、2010夏」友常えり

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 参院選後の臨時国会が終了しました。
 昨年の今頃は、エアコンが壊れていて体感温度40度の五本木事務所でアイスノンを首に当てながら総選挙の準備をしていて、夏休みも全く取れなかったなぁ、と振り返りつつ、今年は束の間のバカンスを取ることができました。
 長野県蓼科。
 幼い頃から夏休みの滞在先はずっとここと決まっていました。東京から約3時間。第2の故郷がいつもの様に高原の空気とともに私を歓迎してくれます。
 まずは、深呼吸して新鮮な空気を目一杯身体中に行き渡らせ、次にアクセサリーを外し、ヒールの高いサンダルを脱ぎ捨て、髪型はポニーテール。Tシャツにジーンズとスニーカーで、山仕様の私に変身!
「はぁ~、リラックスするぅ~」
庭の雑草を抜いて、水まきし、地元の農家に朝穫り高原野菜を買いに行くと、今日は、とうもろこしとフジまめが美味しそう。
 昼ごはんは、信濃そばに舌鼓。ツルっツル!
「やっぱり夏は、蓼科だな~」
武田信玄が傷を治したと言われる秘湯に行きデトックスしようか、国宝の「縄文のビーナス」という埴輪に会いに行き、パワーを充電しようか、などと思っていると、今、蓼科では例年にないような異変が起こっていると滞在中の母が教えてくれました。
 今年のアザミはヒョロヒョロとして枯れてしまい、みつばちがこないとか、標高1300mなのにハエが発生しているとか、毎年数日間しか滞在しない私には気がつかない色々なことが、蓼科で起こっているらしい。
 探してみることにしました。
 題して「東京では知らない高原暮らしの中での大問題!」
1.寿命40年の植林落葉松問題
 カラマツが多く生息する地域だが、既に寿命の年数を越えて生えている木も多数。間引いたり伐採するにも、手間とお金がかかるため、そのまま放置されている。台風時にはカラマツが倒れたり、湿気が溜まりスコールが激増中。
2.鹿問題
 山の上にいた鹿が、餌を求めてゾロゾロ別荘地帯に下りて畑の作物や草花を根こそぎ食べてしまう。網や鈴には3日で慣れてしまい役に立たない。電線を張り防ごうとしたら、愛犬がかかってしまったという悲惨な事故も発生している。
3.クマ問題
 別荘で自家製蜂蜜を作る人が急増し、その匂いに誘われてツキノワグマ出現! 被害にあう人が激増。注意を呼びかけても皆さんやめる気配なし。
 といった様子で、出るわ出るわ、知らなかった高原生活の問題点。
 死活問題として相談した母に、わざわざ家まで出向いてくださった地元市役所の人たちも
「本当に困っているんですよね、自然は強くて…」
と頭を抱えています。確かに鹿や熊は、そこにあるから食べるのであって、この山紫陽花は一本3000円、なんて知るわけもない。オシャレな自家製ハチミツだって、熊にとっては、新しい餌場発見くらいにしか思わないでしょう。
 便利に愉快に暮らすために、人間は色々と工夫します。その中で、自然に許されて生き残っていくものは、実はほんの僅かしかないのではないか、としみじみ考えさせられました。
 視野を広げ、注意力のアンテナを高くし、しっかり学び、お金を注ぎ込んでも、叶わないこともある。そんな時、人はどうするのか?
 その小さな答えを母は持っていました。
 周りの住人が、次々と自然の猛威にギブアップしていく中で、母は今日も竹でよつめがきを張り巡らせ、残った山紫陽花をネットで囲い、まだ小さい山桜のヒョロヒョロした枝に自分の汗の染み込んだバンダナを巻き、枕元に鹿を追い払う小石を置く。大自然への真っ向勝負です。
 「諦めない」人だけが、いつか勝つかもしれない。そんなことを考えた、今回の夏休みでした。
 最後に素朴な疑問。
 信玄の隠れ湯は、なぜあんなにたくさんあるんだろう? 影武者が入ったお風呂もカウントされいるの? 誰か教えて下さい~。

秘書日記

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