衆議院議員手塚よしおウェブサイト。立憲民主党 東京都第5区(目黒・世田谷)。都議1期、衆院4期、元内閣総理大臣補佐官。現在、議運筆頭理事、国対筆頭副委員長、都連幹事長など。

「忖度の村」渡辺智士 2017年12月5日

 今年は「忖度」という言葉が流行語となり、市民権を得たとのこと。「他人の気持ちを推し量る」という意味の言葉で、森友学園の籠池泰典被告が証人喚問で使ったことから注目を集めました。
 籠池被告は「安倍首相や昭恵夫人が直接圧力をかけたわけではないが、財務官僚が首相らの気持ちを推し量り行動した」という意味で使っていたと記憶しています。
 しかし、この報道に接する度に、忖度する奴が悪いという風潮には、ずっと違和感を感じていました。
 私はペーペー秘書として、先輩から「気を回せ」「空気を読め」「一歩先を考えて行動しろ」と言われ続け、忖度できない秘書は無能で、忖度できる秘書が有能という考え方が、当たり前になっていたからです。
 天性の感覚で鼻が利く奴は、ピンポイントで相手が必要としている情報を提供できますが、ペーペー秘書にはそんなことはできません。時間をかけて情報を集め、プレゼンし、結果、いらない情報の引き出しのオンパレード。準備すればするほど無駄になることが秘書の仕事なのです。
 もちろん、この考え方は、霞が関のお役人様のあいだでは合点承知の助。議員センセイのところに法案や予算の根回しをしに来るときには、アノテコノテの忖度を繰り出してきます。
 大事なことは、忖度そのものが悪いのではなく、忖度した結果、不適切な行為に走ったり、またその責任を忖度した人のせいにしに、上からの圧力などなかったことにすることが悪いのです。
 先般の選挙結果、5年ぶりに手塚が国政復帰させて頂きました。私はこの選挙の勝因も忖度にあると思っています。民進党の希望の党への合流に、おやおやっと思った国民も多いはず。候補者側にいる私が言うのもなんですが、明らかにあの合流騒動は、政策や理念を捨てた、小池人気にあやかろうという、政党の看板のすげ替えでしかなかった思います。そこに私たちの思いを推し量るかのように、枝野さんが立ち上がってくれたのです。だからこそ、あの短期間であの熱狂的な雰囲気が作れたのだと思います。
 国民に推し量られるのではなく、推し量る側になり、草の根の政治を展開していく、まっとうな政治こそが求められているのだと信じ、この久々に訪れた忖度の村で、与えられた職責を全うしていきたいと思います。

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