衆議院議員手塚よしおウェブサイト。立憲民主党 東京都第5区(目黒・世田谷)。都議1期、衆院4期、元内閣総理大臣補佐官。現在、議運筆頭理事、国対筆頭副委員長、都連幹事長など。

2016年5月6日 「一杯のどんぶり」渡辺智士

 私はラーメンが好きです。仕事柄、目黒と世田谷に限らず、東京近郊であれば選挙の応援や手伝いで縦横無尽に動き回ることが多くあります。そんな時、重宝するのがラーメン。どこの街にも名店と呼ばれる店があり、営業時間も長く、1000円前後で幸福を満たしてくれます。食事時間の制限もあり、懐事情も寒い秘書にはもってこいなわけなのです。ちゃんと数えたことはありませんが、およそ年間で200杯近くは食べてしまっているのではないでしょうか。
 しかし、それだけの量を摂取しているにも関わらず、同じ店に行くことは必ずしも多くはありません。麺の太さや、スープの味や、トッピングの種類や、好みは千差万別。だから同じ店に何度も通うよりも、スマホをいじって新店に行くほうが多くなってしまうのです。
 そんな私でもここ数年通い続けているのが四谷の某店。以前、このお店の記事をどこかの雑誌で目にしたことがあります。この店の主人は、幼少期、決して裕福な家ではなかったそうで、当時のご馳走といえば、自宅隣の中華屋のおやじが不憫に思って差し入れてくれるラーメンだったそうです。そして、自分が大人になったときにふと、まずいラーメン屋が多いことに気づいたそうです。
「だったら、おれがつくってやろう」
 そう思ったこの店主のラーメン道はここから始まります。麺にこだわり、スープの出来の悪い日には店を閉めてしまう。過去、私も2度程、その洗礼を浴び苦い経験しました。その店主の飽くなき探究心は、現状に満足せず、常に旬のものを使い、より良いものを作り出そうと工夫を凝らしています。そこには客を喜ばせたいという心があるのです。そういうどんぶりの裏側の物語まで見えてくるからこそ、この店にはファンが増え続けるのです。
 このままではラーメンの話で終わってしまうので、政治の話も少々。現在、アメリカでは11月の大統領選挙に向け、候補者選挙の真っただ中。特筆すべきは、これまでの政治の常道であるはずの候補者が大苦戦し、政治素人のトランプ氏が共和党の指名獲得を確実にしたこと。あれだけの差別主義者が国民を惹きつけるのは、きっと現状の政党や政治家への不満があるからだろうと思います。選挙の時には良いことを言うが、選挙が終わっても生活が良くなっていかない。むしろ、貧富の格差は広がるばかり。だったら、劇薬かもしれないけど、一度服用してみるかというのがアメリカ国民の心情なのだと思います。
 既存の政治への不満という意味では、日本も明日は我が身。先日行われた衆院補選では、前回選挙を下回る低投票率。投票しないのは政治に無関心なのではない、政治に期待していないから。そんな声が聞こえてきそうな気さえします。そういった意味で国民の期待を大いに裏切ってしまった我々はまだまだ反省しなければなりません。だからこそ、今回の民進党の結党は看板の掛け替えになってはいけないのです。しっかりと中身を伴わせる。トランプのような人気店が突如として現れる前に、民進党という大きなどんぶりは、スープづくりならぬ政策づくりをしっかりと行い、国民からもう一度期待していただける評判の店にならなくてはなりません。その新店のリニューアルオープンになる今夏の参院選は絶対に負けるわけにはいきません。政治を前に進めるためにも、民進党を評判店にしていくためにも、蓮舫さんの再選を強くサポートしていく夏にしたいと思います。

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