衆議院議員手塚よしおウェブサイト。立憲民主党 東京都第5区(目黒・世田谷)。都議1期、衆院4期、元内閣総理大臣補佐官。現在、議運筆頭理事、国対筆頭副委員長、都連幹事長など。

2017年2月1日 外野席「私、助手席専門なんです」西崎翔

 久月と言えば、CMが有名な人形店の老舗ですが、実は毎年、これから活躍が期待される人物の変わり雛を発表しています。
 今年の一組は、男雛がトランプ米大統領、女雛が小池都知事という奇跡のコラボレーション。特に男性の方は、就任後さっそく国内外の混乱を引き起こしており、期待するかどうかの評価は大いに分かれる所ですが、政界に与えるインパクトという観点では、申し分ない人選だと思われます。
 さて、2013年以来2回目の選出となった女雛の方ですが、言うまでもなく相変わらずの猛威を振るっており、新聞やテレビで目にしない日はありません。世論も小池知事を強く支持する方向に動いているようで、メディアを中心に、彼女を批判することすら許されない空気が広がりつつあります。
 しかし、敢えて言います。都議選に向けて「都民ファーストの会」の動きが活発化するにつれて、ものすごく強烈な違和感を覚えるのです。私自身、前回の拙稿でも触れたように、小池知事の改革姿勢には賛同していますし、都政の膿を出し切って欲しいと願っていますが、首長のやることを応援するために議員が結託するというのは、本末転倒でしかないと思うのです。
 そもそも、地方自治体は二元代表制です。よく「車の両輪」という言い方がされますが、これは大きな間違いで、運転席が二つある教習車のようなものが正しい捉え方だと思います。つまり、知事がハンドルを左に切ったら議会は右に切るかも知れませんし、知事がブレーキを踏んだら議会はアクセルを踏み込むかも知れません。そうやって、一つの車をどちらに動かしていくのかを議論しながら決めていくのが自治体のあるべき姿だと思うのです。
 ですから、議会が知事の改革を後押しするだけの集団になってしまっては、存在価値がなくなってしまいます。助手席専門の議員は不要なのです。時には、結果的に首長と議会が同じ方向を向いているケースはあるでしょうが、首長から呼びかけて議会の一大勢力を築こうという姿勢には、疑問を感じざるを得ません。
 夏の都議選の候補者には、「小池改革に賛成か反対か」ではなく、これまでの都議会の旧弊を打ち破って、どのように議会としての役割を果たしていくのかを大いに語って欲しいものです。さもなければ、昨年も随所で話題となった一連の「議会不要論」に拍車をかけることになるでしょうし、アメリカを追いかけて日本の「民主主義の学校」が崩壊する契機にもなりかねません。
 そんな話で自らを戒めつつ、目黒区でも今月から始まる予算審査においては、議会の矜持を見せられるよう努めて参ります。

内野席・外野席

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