衆議院議員手塚よしおウェブサイト。立憲民主党 東京都第5区(目黒・世田谷)。都議1期、衆院4期、元内閣総理大臣補佐官。現在、議運筆頭理事、国対筆頭副委員長、都連幹事長など。

2012年6月1日 内野席「家政婦は見た~河井秘書官編」伊藤悠

 最近、目にした世論調査が気になりました。
 普段、気になるのは内閣支持率に次いで政党支持率、次の選挙での投票先と自分にも直結する調査結果。ところが、その日、気になったのは「内閣を支持する理由」の「首相の人柄」。「首相の指導力を評価しない」が78%であった一方、「首相の人柄を評価する」は52%もありました。
 丁寧な語り口で相手の話をきく、さらに聞く、出来るだけ意見を尊重し、反映する。批判されても我慢する。そんな忍耐の野田さんに、人柄を評価する世論があるのかもしれません。
 これは10年近く前のことですが、現在の首相秘書官である河井淳一さんに聞いたことがある話です。この河井さんは松下政経塾時代から野田さんの1期後輩として苦楽を共にしてきた人物で、ことによっては夫人より野田さんに詳しい人物と言えます。それというのも、この2人、議員会館で時間を過ごす秘書と政治家の「普通の関係」ではなく、夜も一緒に過ごした「ただならぬ関係」の間柄だからです。
「河井さんと野田さんは一緒に住んでいる」
当時の民進党関係者の間では、割と有名な話でした。
 当の河井さんに聞くと、
「そうだよ、僕は週末に静岡の自宅に帰るけど、平日は野田の宿舎で一緒に生活してるから」
と、さらり。
「えっ?息詰まりませんか?」
「食事はどっちが?」
「洗濯は?」
驚きから質問攻めしたような記憶があります。
 議員と秘書が永年にわたって良好な事務所も少ないなかで、職住を共にしている議員と秘書は珍しく、上と下の関係で捉える限りはトイレの順番まで考えると息が詰まる行為に思えてなりませんでした。すなわち、二人の関係は当時から議員と秘書でも並列の関係だったのかもしれません。
 言われてみれば10年前から野田さんは丁寧でした。
 野田事務所に出向していた僕のような下っ端秘書にも
「伊藤君、ワイシャツを用意しておいて下さい」
 野田事務所に古くから働いている古参秘書にも
「○○さん、日本酒もう一本頂けますか」
とにかく敬語なのだ。
 当時、ただならぬ関係の河井さんに聞いてみた。
「僕らにまで敬語使うなんて、野田さんて、人に気を遣いすぎていませんか?」
 ほんの僅かな笑みを作って河井さん。
「そうだね、だから宿舎では、気を使わずに日本酒が飲めるように僕がおつまみを作ってあげるんだけど、野田はね、僕が作ったおかずを前に、お猪口を持ったまま寝ちゃうんだ。スーツ姿のままね。そういう時に、ああ、この人は普段から毎日、毎日、気を使って疲れてるんだなーって、思うんだよね」
そんな話を聞かせてもらいました。10年前に。
 あれから、ずーっと気を使い続けてきた野田さんは、確実に人柄を評価されています。
「もういいですよ、野田さん、好きなようにやってください!」
河井さんから進言して下さいと私は言いたいのです。
 しかし、河井さんはきっと言うでしょう。
「ありがとう、悠くん、でも、それが野田だから…」
 そんな野田だから出来ることがある、と言いたげな返事が聞こえそうです。

内野席・外野席

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