衆議院議員手塚よしおウェブサイト。立憲民主党 東京都第5区(目黒・世田谷)。都議1期、衆院4期、元内閣総理大臣補佐官。現在、議運筆頭理事、国対筆頭副委員長、都連幹事長など。

2008年8月1日 内野席「少年に帰る夏」松田哲也

「思い出せない。どうして今、自分が病院のベッドで寝てるのかが思い出せない」
鏡に映った泥だらけのユニフォームに、その日は区議会の野球大会だったことを知らされた。
「フライをジャンプして捕って、そのまま後頭部を打って意識不明で運ばれたんですよ。昨日、手塚さんの家でみんなでキムチ鍋食べたのは覚えてますよね。寅仁朗君と初めて会って抱っこしたら散々泣かれたでしょ」
駆けつけてくれた手塚さんの秘書にそう言われ、携帯のメールを開いてここ数日の出来事を必死に思いだそうとした。けれど、記憶の薄絹はどうにも織れなかった。こんな状態で議員として仕事が出来るのか、不安で不安で病院のエレベーターでヒザが折れうずくまった。
「ダウンすることは問題ない。ダウンしたままでいることが問題なんだ」
モハメド・アリはそう言った。
そう、手塚さんも捲土重来を期して戦っている。
「松田さーん。ナースセンターは右。トイレは左。はい。それじゃあトイレはどっち?」
「ああっ…(それぐらい分かるよ)」と思いながら、左腕を高く掲げ天井を指さした。「イチバ~ン。ウーッ!」ハルク・ホーガンのように。どんな時も笑いのチカラを忘れない手塚さんに倣って。でもネタが古くてウケなかった。
お陰さまで退院をし区議会にも復帰し、皆さんの税金が本当に必要な行政サービスに使われているか引き続き委員会等で様々な質問をさせて頂いている。
区政は議員内閣制ではないから本来ねじれる。楽しく9回表まで野球をやった自民・公明・共産等の議員たちと行政のチェック機能を果たしたり、後期高齢者医療制度の問題では対立したり。
目黒区議会の議員は36名で、議長を除く自民・公明17名に対し民主・その他で18名。民主が提案したこの医療制度廃止の意見書は6月議会で可決された。自民以外の意見書が議会を通るのは区政史上初めてのことだ。これは昨年の区議選で手塚さんが多数の候補者を擁立し、皆さんに送り込んで頂いた結果が1年で早速出た訳でまさに大きな一里塚だ。手塚さんが国政の現場から離れ地元に専念出来るようになって、目黒と世田谷の政治景色は随分変わった。3年前、蟋蟀(こおろぎ)たちが泣いた秋の敗北が機縁となって、新しい光が政治の世界に照射された。
さて、本来ねじれない方がいい国政のそれが解消されるのはいつだろうか。20キロも減量した手塚さんが再びリングに立ち、蓮舫さんのような軽快なフットワークで野田さんばりのドスンパンチを繰り出す季節はいつだろうか。
「復活は冬」だろう。政権与党は来年の春まで待てない。いよいよだ。この夏ボクの中の少年が騒ぎ始める。冬にソナえて夜も日も明けず胸を焦がしていく。降りそそぐ蝉時雨に洗われながら。夜空一面に広がる大輪の花火を見上げながら。

内野席・外野席

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