衆議院議員手塚よしおウェブサイト。立憲民主党 東京都第5区(目黒・世田谷)。都議1期、衆院4期、元内閣総理大臣補佐官。現在、議運筆頭理事、国対筆頭副委員長、都連幹事長など。

2007年11月1日 外野席「イズム」蓮 孝道

「政治は人事だ」と言ったのは手塚さんだった。
 4年前、手塚事務所の門を叩き、政治の世界への第1歩を歩み始めたばかりの私には理解できない言葉だった。
 国会は言わずと知れて政党政治であり、民進党と自民党の二大政党政治の土台が固まり始めている。東京都議会も目黒・世田谷の区議会も、まだまだ自民党議員の数が議場の大半を占めてはいるが、政党がしのぎを削っている。手塚軍団は伊藤悠都議会議員誕生に続き、春の統一地方選挙で松田哲也、中村公太朗両秘書を始め多くの仲間たちが目黒・世田谷で区議会議員に当選した。民進党はそれぞれの議会で存在感を増し、第1党に睨みをきかせている。やはり地方議会も政党政治だ。
 しかし、政党の論理や枠組みからは程遠い力学で運営されている議会があるとしたら、都民の皆さんは「嘘だろ?」と疑問をもたれるかもしれない。実際は、全国1800余の市町村の中では、東京23区のように政党政治がほぼ確立した地方議会の方が少数派なのだ。
 日本の多くの地方議会では自民も民主もない、と言ったらそれも少々違う。地方議員は7から9割方が自民党系保守派議員。かく言う我が田舎議会も定数22名中、17名が保守系議員、民進党系議員は私ともう1人のたった2名だ。しかし、この19名は政党を名乗らず無所属の議員。日本の田舎の議会はほとんどが似通った議会構成ではないだろうか。
 「いざ総選挙!」となれば、自民と民主に分かれてそれぞれの候補者を支援するわけだが、議会の会派構成はまさにサラダボール状態。自民系、民主系が入り混じっていくつかの会派を形成している。しかも議案によっては会派を超えて離合集散する。
 こう書くとなんだか節操がないように思われるかもしれないが、要は政党政治という大企業対大企業の枠組みじゃなくて、無所属議員という中小自営業者が寄り集まって、議会をつくっているということだ。それぞれの議員がそれぞれの支持地盤や組織を持ち、議員はその支持者の利益と自分個人の志を満たすために仕事をする。
 「政治は人事だ」と言ったのは手塚さんだった。
 田舎で議員になって、手塚さんから学んだその意味がやっとわかってきた。
 議会で声を上げるとき、自分よりも他の議員にお願いをして代弁をしてもらった方が、上手くいくことがある。物事を先に進めるとき、自分が先頭に立つよりも仲間を募って適当な人物に立ってもらう方が、進捗が早いことがある。先輩議員に事前に話しを通したことで、自分を守ってくれることがある。
 政治家に清廉さを求め、これを根回し裏取引と言い、良しとしない人もいる。だが、縁の下で物事をまとめていく力がなければ、たった1人で議会に臨む田舎議員は潰される。若い1期生議員ならなおさらだ。
 これは、政党政治の枠組みでも同じことだろう。所属する議員をまとめ、他の会派との交渉ができる議員がいなければ議会の中で力を得ることはできないだろう。
 東京都の民進党には伊藤がいる。目黒には松田が、世田谷には中村がいる。手塚事務所を巣立った人間が支えている。
 しかし今、国会には手塚がいない。
 そう遠くない将来待ち受ける総選挙で手塚を勝たせる。それが手塚イズムを受け継ぐ人間の使命でもある。

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