衆議院議員手塚よしおウェブサイト。立憲民主党 東京都第5区(目黒・世田谷)。都議1期、衆院4期、元内閣総理大臣補佐官。現在、議運筆頭理事、国対筆頭副委員長、都連幹事長など。

2005年9月18日 内野席「今こそ目指すもの」伊藤悠

「俺がなんか悪いことしたかぁ?ずっと街頭演説も続けてきたし…。」
 開票日の深夜12時頃、小選挙区での落選が決まり、比例区での復活当選の希望も持てなくなった時、ホテルのベッドに身を投げ出してポツリとこぼした。 
 私が小選挙区での落選を覚悟したのは投票日の2週間前。情勢取材に訪れた新聞記者の示した世論調査結果は、都内4勝21敗、すなわち世論調査で優っているのは区部では小宮山洋子さんのみ、残るは菅さんなど三多摩地域の数名の候補者のみだった。 
 手塚さんに伝えるかどうかさえ悩む数字。それが投票2週間前の数字だった。
「小宮山さんが接戦しているなんて考えられませんし、手塚さんの数字も悪すぎますから世論調査の方法自体に問題があるのかもしれません」
と、記者も首を傾げるほどの民主惨敗の様相だった。
 ところが、このときも民進党関係者は「世論調査が正確ではない、無党派層に電話がかかっていないだけだ」と、現実逃避の見方が広がり、根拠なき楽観主義が支配的になっていた。
 お通夜のようだ、と例えるくらい落選事務所の夜は暗い。
「申し訳ない…。」
深夜2時、事務所に集まった後援者とスタッフを前に頭を下げた。
 お礼のとき、挨拶のとき、頭を下げる姿は何度も見てきた。落選のお詫びのおじぎがこんなに重たく異質なものかと初めて知った。
 その姿に、スタッフみんなの肩が下がるのを見て、私は言った。 
「これから手塚事務所は苦しくなると思う。でもね、俺も手塚さんも、生活のために活動をしているわけじゃないから…。政権交代だよ。政権交代しなくちゃ日本はよくならないと真剣に思ってるから、やってるんであって、生活のためにやってるんじゃないよ。さっき、ホテルで手塚さんと確かめ合ったよ。落選は苦しいし、この結果にガッカリするけど、政権交代を目指す限りは闘い続けよう。そして、政権交代を諦めたときは、あっさり辞めて、一緒に商売でも始めようと。生活のために選挙を続けたら55年体制になっちゃうからね。いい?今、有権者も結構ガッカリしてると思うよ。それでも、民進党に、手塚さんに入れてくれた人がこんなにいたわけ。その人たちもガッカリしてると思うよ。そのときに俺たちが折れてたら、ああ、もう民進党はだめになっちゃったんだって、きっと思われるよ。手塚さんはもちろんだけど、俺やスタッフもみんなこの地域の民進党の顔なんだから、一人一人が顔なんだから、まだまだ民進党は大丈夫だ、ってところを見せなくちゃいけない。気合を入れて明日を迎えよう」
「なにか悪いことした?」
その言葉が耳から離れない。その言葉を思い出すたびに、何かに対する怒りがこみ上げる。その何かが今は分からない。党執行部?マスコミ?小泉旋風?そのどれかに責任転嫁しているうちは、成長しないと自分に言い聞かせている。

内野席・外野席

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