衆議院議員手塚よしおウェブサイト。立憲民主党 東京都第5区(目黒・世田谷)。都議1期、衆院4期、元内閣総理大臣補佐官。現在、議運筆頭理事、国対筆頭副委員長、都連幹事長など。

2004年11月16日 内野席「新幹事長への期待」伊藤悠

 今回は、政治とカネと幹事長というテーマです。前回で、手塚さんが都連の幹事長に就任したことはお伝えしましたが、案の定、読者の多くがやはりピンときていないようです。考えてみれば、普通の会社に専務や常務はあっても、幹事長などというポストはありえないので当然です。
 そこで、都連という組織を会社に見立ててみると、会長が都連の会長職にあたり、海江田万里氏。手塚さんの幹事長職は会長のもと事実上の経営執行を行なう社長職というところでしょうか。会社の取締役会にあたる都連常任幹事会を幹事長が主宰するのです。
 その仕事内容は大きく2つ。一番大きな権限は、都議選の公認候補を決定すること、すなわち、公認権の行使です。地盤、看板、かばん、選挙の三大要素の一つを占める看板は、「のれん」なしにはお店が開けないように、候補者にとって死活問題です。よく、候補者になるまでにカネがかかるといわれるのは、実はこの部分を指します。オレンジ共済事件で有罪になった友部達夫元参院議員がいい例ですが、党に信じられないくらいの献金をしたり、もっと陰湿なのは幹事長に裏ガネを渡したりしていたのです。
 俗に「幹事長は儲かる」と言われるのは、公認の吊り上げオークションによって積まれるレンガから来ています。信じられないような話ですが、都議選の公認争いのために500万円積んだという話を、向こうの政党関係者から聞いたことがあります。「当選すれば1年で取り返せるよ(関係者)」というのは、たぶん本当でしょう。区議選でもあろうものなら、今度は当選した都議会議員が、その地域での支部長、すなわち幹事長として公認権を行使できる立場になるからです。腐ったりんごの連鎖反応はこうして生まれ、当選までにかかったお金を取り戻そうとするエネルギーがどこに向かうかは言うまでもありません。
 もう一つ、幹事長の大きな仕事は、広報担当部長を兼ねると言うことです。具体的にはマスコミ対応と選挙公報物の作成です。マスコミ対応の代表は、勝敗ラインの設定と戦略的取材対応といったところでしょう。後者の代表は、党が作るポスター、ビラの類です。都議選にもなれば、その数は数十万枚を超える印刷物になるので、これまた「幹事長は儲かる」といわれる所以です。政治家が役所の仕事を賄賂によって左右すれば斡旋利得罪で逮捕されますが、党の仕事を賄賂によって左右しても、収支報告にさえ記載すれば法に問われることありません。
 会社を大きくするセオリーがあったように、政治家が大きくなるセオリーもまた、上記のような過程で生まれてきました。幹事長職でカネを集めて、集めたカネで子分を作り、作った子分で派閥の領袖になるという、負のマネーリサイクル活動です。そこで生まれてきたものは、環境にやさしいエコでなく、利権にやさしいエゴばかりでした。
 「政治文化を変える」と訴えてきた手塚よしおイズムは、政策議論よりはるかに、政治を良くする本質をついているものなのだと、最近になって感心しています。そう言ったら、
「今頃気づいたわけ?」
としかめっ面をされましたが。
 新体制の幹事長には、新体質の幹事長職を期待したいと思います。

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